脱線アニメ「犬とハサミは使いよう」

Published on by dehgj15

女キャラは多いものの、そのうち主人公に恋愛感情を抱いているのは霧姫だけなのでハーレムものではなく、純粋なコメディである。
それでいて、ちょっとした伏線やミスリードを使って、退屈しない程度にはストーリー性があるのも特徴。(実際、なんのストーリー性もなかった最終回は尋常じゃないつまらなさだった)
これはむしろ、コメディでありながらキャラの絡ませ方……というか二人以上のキャラによるコントが面白くないことが理由の一つでもあるのだけど(どのキャラも単体での面白みしかない)。
霧姫と担当。この組み合わせは分かりやすく、かつどっちのキャラの面白さも増していたので良かったんだけど、それ以外は基本的にいまいち。
作中唯一のツッコミ役である主人公は犬なのでそもそも霧姫と担当以外とは会話が成立しないので、基本的にボケとツッコミの会話というものが無いので、ボケが放り投げられっぱなしで途中から飽きてくる。
マドカと霧姫の義姉義妹ネタはもっと過激にするべきだし(ことあるごとに主人公を奪い合うぐらいの勢いがあってもいい)、ネガティブな子のボケも主人公以外からは基本的にスルーされてるんだもの。「死のう」って場面にしてもそのネタをクローズアップするでもなく普通のカットで描くばかりでインパクトに欠ける。ネタ一つ一つに作業感が漂ってしまっていて、観ている側としてももうひとうつノレない。
そもそも、霧姫の罵倒といい、主人公のツッコミといい、ボキャブラリーや表現方法に乏しすぎる。
化物語のようなまわりくどい言い回しをしろとは言わないけど、もうちょっとどうにかならないのだろうか……とくに罵倒のバリエーションはもっと欲しいよね。
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……で、その主人公なんだけど、これがもう既知外すぎる。
主人公は、病気といっても差し支えない本好きだ。で、この主人公は死後、犬となった蘇り、自分の死が生み出してしまった色んな出来事に向き合ったりするワケなんだけど……。
まず確認しておきたいのが、主人公にとって本とはなにか? ってこと。
これは、主人公の死に責任を感じていた霧姫に対して言った「お前の本を読んできたから、お前の気持ちは分かる」ってセリフと、霧姫が本を書く理由として話していた「自分の全てを本にしてぶつける」から、ある程度分かる。
執筆に限らず、創作とは一種の自己表現であるって言葉は、よく見聞きする。
つまり、主人公にとって本を読むという行為は【相手を知ること】に等しいってことだ。
なので、主人公が見ず知らずの他人でしかなかった霧姫を強盗から庇ったり、犬となって以降もその強盗の命を助けたり、妹の身を案じたり、通り魔の事件をどうにかしたいと考えるのは、なんら不思議ではなく、あたかも主人公の人柄らしい行動ととれなくもない。
……が、一方で主人公は本読みたさに一人暮らしを選び、本読みたさに生き返り、本屋の夜逃げ騒動では本屋の家庭事情を案ずるよりもまず「本が買えなくなる」ことを心配していたり、死の瞬間にもっとも色濃く脳裏によぎったのは家族でもなんでもなくまだ見ぬ本であり(しかも二度とも)、かつての友人の本を読んでその作風を冷静に分析できるのにそこから友人の顔がすぐに思い浮かばなかったりと、本以外のことに関して興味がおそろしく希薄なのだ。
なんたって、人としての自分への未練がまるで描かれておらず、霧姫に心が読まれることに関して嘆き悲しむこともそれほどない。(覗かれることに抵抗があるのではなく、覗かれることでお仕置きを受けることに抵抗があるといった風だし)
要は主人公にとって自分の周りの現実よりも、虚構の向こうにいる他人のことの方が重要なんだ。
主人公が何故ここまでの本好きかは分からないけど、正直、これはコメディとして受け入れるにはあまりにも重すぎる。いくらなんでも自分と、その身の周りに興味無さすぎるだろ。
少なくとも、ヤンデレ化した妹や主人公との約束を守ろうと躍起になっている友人と対面するまで、その人たちのことを頭の片隅に留めてる程度でしかなかったんだから、人としてヤバすぎるだろ……主人公が上記の通りに自分の現状に気を取られていたならともかく。
現実に興味があるのであれば、自分を殺した犯人を前に葛藤や怒りをまったく見せないとか、考えられない。
そんな主人公が犬となって――もう人として周りと接することが出来なくなってから身の回りの人らに関わっていくというのは、ある意味興味深いことではあるけれど、そもそもの動機や主人公の内面の変化があるワケでもないので、薄っぺらくて観てられない。
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で、最後に。
霧姫が色欲を描けないのは、恋愛というものを経験したことがないから、で合ってると思うんだけど、正味、BLは書けるのに色欲は書けないってどういうことなの……;
(BLにまったく興味ない主人公が軽く興奮を覚えるレベルのものを書けるのに)
とはいえ、「お前のことを知っている」と言いつつも霧姫の恋心に気づかないのは、【色欲】を読んでいないからであり、主人公が【色欲】を読んで霧姫の想いに気づくのか、それとも【色欲】を読まずして霧姫の想いに気づくのか、どちらに転ぶのかが気になる。

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